アイススラリー

アイススラリー中の氷粒子は溶質濃度によって凝集力が異なることが経験的に知られています。しかし、溶質濃度がアイススラリーの流動に及ぼす影響については未だ未解明な状況です。溶質濃度はアイススラリーの生成温度を決定するため、溶質濃度の影響について調査することはアイススラリーの多機能化に貢献することができます。そこで、本研究では直管とエルボ管によって構成される水平円管にアイススラリーを流動させ、圧力損失の計測と流動様相の観察および氷粒子の速度分布計測を行っています。
アイススラリー

アイススラリー

3-1.流動実験

アイススラリー中の氷粒子は溶質濃度によって凝集力が異なることが経験的に知られています。しかし、溶質濃度がアイススラリーの流動に及ぼす影響については未だ未解明な状況です。溶質濃度はアイススラリーの生成温度を決定するため、溶質濃度の影響について調査することはアイススラリーの多機能化に貢献することができます。そこで、本研究では直管とエルボ管によって構成される水平円管にアイススラリーを流動させ、圧力損失の計測と流動様相の観察および氷粒子の速度分布計測を行っています。

流動分布

アイススラリー

実験装置概略図

3-2.凝集力実験

アイススラリーは溶質濃度によって流動性が異なることが経験的に知られています。これは、氷粒子同士に働く凝集力の影響だと考えられています。しかしながら、凝集力に及ぼす影響因子は未解明な状態です。影響因子の解明は,流動性の上昇につながるため、アイススラリーの利便性を向上させます。そこで、本研究ではアイススラリー上で荷重実験を行うことで、凝集力の定量的評価とともに影響因子を調査しています。

生成部

アイススラリー

実験装置概略図